2012年8月19日日曜日

蓄膿症の手術をしました。

2012年8月10日から8月16日まで蓄膿症の手術のために入院しました。
昨年から急に鼻の通りが悪くなり、鼻汁が絶えず出るようになりました。
耳鼻科の病院で見てもらうと、鼻の空洞が鼻茸でいっぱいだと言われました。
手術を勧められましたが、入院期間が一週間なため、仕事の折り合いがつかず
そしてことしのお盆休みにやっと手術をしました。
その間、日帰りで手術をしている病院で、鼻茸を一部とってもらいました。
これはこれで鼻の通りが少し楽になったのですが、今度手術をしてもらった医師によると、その手術はしないほうが良かったとのことでした。
日帰りの手術で鼻の構造が変わってしまったようなのです。
でもその時にはそんな知識も持っていませんでしたので、仕方ありません。

手術が決まり、CTを取りました。説明によると鼻の空洞がほとんど鼻茸と膿でうめつくされているようです。
手術台に登り心臓ががドキンドキンと音を立てています。
顔に布が被され、いよいよ手術が始まります。
先生と看護婦さん二人のスタッフです。
全身麻酔じゃないためにまず口の裏側から麻酔薬を注射されます。
歯医者さんで歯肉に麻酔されたことがありますが、痛さはそんなレベルではありません。
針を深く刺され、最後に一気に麻酔薬を送り込むのですが、その時の痛さが、手術を通して最大の痛みでした。
局所麻酔ですから意識はあり、先生の声も看護婦さんの声も聞こえています。
鼻の中でされていることもわかります。
先生が代わる代わる看護婦さんに器具の指図しています。
麻酔がかかっているとはいえ、鼻の穴を広げられ続けているのも苦痛でした。
鼻の入り口ももっと麻酔をかけて欲しいと思っったものです。
痛さと不安で息が荒くなり、先生がもっとそうっと息をしてくださいと言いますが、できません。
痛さのあまり顔をそむけると、患者さんの気持ちはわかるけれど、僕も大変だからとせんせいに言われます。
やっとのことで手術が終わり、時計を見ると2時間が過ぎていました。
しかし手術はこれで終わりではなかったのです。
手術中の出血がひどく、すべての手術を終えることができなかったので4日後に再手術と言われました。
今度は簡単だよと言われましたが、再手術の日までまたあの痛さを味わうのかと思うと、心臓がドキドキして、看護婦さんの巡回で血圧を測るときにいつも異常に高く、何回も測ってもらいました。

4日後に再手術の日、簡単と言われ、鼻に麻酔薬の染み込んだガーゼを入れられ、手術が始まったのですが、痛い痛いを連発したため、また注射で麻酔をすることに。
これが最初の手術の時と同じで、液を一気に入れられるときの痛さたらありません。
次は全身麻酔でやってもらいたいものです。弊害はあるようですが。
鼻にパンパンにガーゼを詰められ、数日、ベッドで横になりっぱなしです。
日に日に鼻の痛さは治まってきましたが、日に三回の診察の時には、鼻に器具を入れられそれが粘膜に触れて、痛い痛い。
退院間近の日、横で中学生ぐらいの子が診察されていましたが、痛い素振りも見せず、俺もああしなくてはと思ったのでした。

一週間の入院で退院することができました。
入院中食事が美味しくて、最初は完食しましたが、これでは退院までに太ってしまうと思い、何かしら残しました。
夜の食事は5時頃で朝食まで時間が長いので、完食しました。
お陰で自宅に帰って体重を図ると入院時64kgだったのが通常と同じ62kgでした。

一週間過ごした部屋は大部屋で、と言っても二人部屋ですが、相部屋の人はおとなしそうな人で、挨拶ぐらいしかしませんでしたが、快適に過ごせました。
明日が退院だという日に、相部屋の人が退院します、お世話になりましたと挨拶してくれました。
自分の方が先に退院するのは、悪いなーと思っていたところなので、気が楽になりました。

退院中飽きなかったのは、タブレットを持っていったためでした。
6月にWIMAXの契約をしたのですが、グッドタイミングでした。
WIMAXの契約と同時に、家のADSLの契約を打ち切りました。
2年縛りの違約金が発生しますが、なんだかんだで今までより通信費を抑えられるという計算です。
WAIMAXと7インチタブレット,SMT-i9100のお陰で一週間飽きませんでした。
エクスペリアアークSO-01Cを売ってSMT-i9100に変えて大正解でした。

SMT-i9100でインターネットはもちろん、音楽を聞いたり、小説を読んだりしました。
太宰治のビヨンの妻、斜陽、芥川龍之介の羅生門を読みました。
何年かぶりの読書でしたが、すんなりと頭に入りました。
太宰治が今でも人気があるわけがわかる気がします。
それに比べて芥川龍之介のものなんとなくお説教じみたところがあると感じるのは、自分だけでしょうか。
夏目漱石の我輩は猫であるは読みかけで退院しました。面白いので一人だけになった病室で声を上げて笑ってしまいました。

8月16日午後退院。
妻と娘と3人でファミレスで食事をして家に帰りました。
しっかりものの嫁ですから、自分が何日家を開けていようが心配ありません。
犬たちとも一週間ぶりの再開です。
ゲージの中でグルグル回って喜んでくれます。

翌17日は久しぶりに会社に行きました。
頭はまだフラフラしますが仕事が溜まっています。
会社の掃除と、明日の段取りを終え帰りました。
そして18日は朝から仕事をしました。
嫁にも手伝ってもらい、2時頃までしました。
疲れましたがムクムクとテニスの虫が顔をもたげ、夕方予約を入れやって来ました。
入院中も素振りをしたり、ビデオを見たりしていました。

入院中一人になってから歌の勉強もしました。
タブレットSMT-i9100のミュージックアプリでNSPを聞きながらPCM録音というアプリで歌ったものを録音しました。
少し成果がありました。
SMT-i9100の内蔵スピーカーは良くはありませんがスマホよりずっといいので、録音したものも結構聞けます。

お酒は20日からと先生に言われていたのですが、17日には飲んでしまいました。
手術の2日前から飲んでいませんから9日振りです。
馴染みの飲み屋でママや知り合いに久しぶりに会いました。

これからは病院に週2,3度行かなくてはなりません。
術後のほうが大切のようです。
鼻茸は再発するらしいですが、またあの痛い手術をしなくていいようにとおもいます。

入院費用は190000円弱かかりましたが、前もって区役所で限度額認定書をもらっていたので支払いは100000円弱で済みました。
あとから手続きをすると、お金の戻ってくるのが4ヶ月後になるそうです。

そしてこれからアフラックとひまわり生命への給付金の請求です。
診断書とをもらったのですが、その診断書の手術名と入院前にもらった手術名が違うのです。
入院中アフラックにその手術名を知らせると20倍だというのです。
入院日額10000円の保険ですから手術で200000円降りるということでした。
ところが退院後診断書の手術名を告げると10倍の給付金ということです。
17日病院へ行き、係の看護婦さんに話すとそんなはずはないということ。
20日に叉行きますからその時に診断書と最初にもらっメモを持っていきます。
給付金が100、000円か200,000円では大変な違いです。
また10日と14日に手術をしたわけですが手術給付金は別々に出るそうです。
2回痛い思いを我慢したご褒美でしょうか。
さて給付金がいくらになるのか気がかりです。